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2012年05月24日

それでも愛する事を選べるように・・・

多くの老若男女からの相談のほとんどは人間関係です。ある母と子のねじれた関係のつぶやきでした。母親55歳C子さん、
娘30歳D子さんとします。D子さんは既婚者で子どもが3人の男の子がいます。母親のC子さんにとっては娘のD子は、一人娘であり、待望の女の子でしたので非常に可愛がって育てていました。

これは母親C子さんの言い分です。娘や孫のために自分のすべてを犠牲にして愛して来たのにいつも自分の行為に対して憎しみをぶっつけてくる、口論が絶えない、話せばわかりあえるのにこっち側が歩み寄ろうとしたら突然なにも知らせずに遠くへ引っ越してしまった。こんなひどい娘がいると思いますか?でした。

娘のD子さんは、「私は、母にあまり家族の中に深く介入してほしくない、家族だけの静かな生活がしたいだけなのに、いろいろと深く細かく介入してきて、子供たちに『あなたたちのお母さんは、母親失格でわがままだからね。おばあちゃんがいなかったらあなた達のことだって育てられなかったんだからね。』の言葉で子供たちを洗脳している」と言いそれで子供たちが反抗的になってしまっているとの事でした。

その事があって以来母と娘、娘の子どもたちとの関係がおかしくなったとの事でした。しかし、このことはきっかけであって今日までの積み重ねがあったことは理解できることです。これまでC子は娘のためにすべての時間とお金をささげてきたと言っています。恐らくC子は娘に対して「ノー」と言えない関係を作り上げてしまったのでしょう。幼児教育から問題は始まります。

C子さんは、大人になっても娘のD子には「出来ない」とは言えずにいたのでしょう。孫が生まれたら子守りを無制限にすることになってもその事を言えないでいたのです。経済も時間も娘たちと娘孫のためにささげていたのですね。それは、喜んでしていたのではなくて親友もいない、夫もいない、孤独感を抱えて生きてきたC子が一人娘の家族に連帯感を求めていたゆえの行動でした。

娘の「介入してほしくない」との言葉でC子さんは、これまでの抑圧されてきた思いが爆発したのでしょうね。抑圧は、反乱と革命を起こします。C子の心に革命が起こり、娘に対して反乱を起こしたのです。C子さんに怒りの原因も抑圧された感情も赦せない心も全てが虚無主義が起こした事を自力で頑張れると言う思い、自己啓発の思念をC子に気づかせながら歩むことにしました。

神を知らない人が目的とするのは、最後は墓場です。人は死ねば終わりだと考えている人たちです。しかし、神に依拠している人は違います。人生は死で終わりではなく、死は始まりです。再び御国において栄光の身体で(病や障碍を持たない体)が与えあられ新しい人生が永遠に続くと言う希望です。

この真理が理解できたらC子もD子も互いに赦しあい、愛し合うことができると信じていますから祈りつつ寄り添って行きたいと思っています。

心痛んでいる人が多いですが交通の手段がないという人々には「教会に行きなさい」といえない現実もあります。教会に誘っても交通手段がないのは私の課題です。私が時間が許す限り公園に人を訪ねるのもイエス・キリストをそういう人たちに知らせたいと思っているからです。

それにしても「早く死ねるようにと願っている」という老人があまりにも多い事は残念でなりません。時間の余裕のあるキリスト者が孤独感の中にある人々に神の「よき訪れ」の運び屋になって頂きたいとお祈りします。




Posted by 金城米子 at 09:41│Comments(0)
 
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