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2011年10月07日

心騒がせないで

思春期の息子を持つ母親のG子さんからの相談でした。長男の息子のE君が専門学校へ行きたいと言い出して我が家は今、嵐の中にあると言うのです。G子さんは長男に「弟や妹の学費もあり生活が苦しくて経済状況が困難だから自分でアルバイトをしていけるようにしなさい」と言っているそうですが聞き入れてくれなくて暴言を吐く始末で何ともやり切れないでいるとの事でした。

父親と息子が全く口を聞かなくなって冷戦状態にあると言うのです。息子が何か自暴自棄になって悪さをしないかと不安だと話していました。G子さんの話を聞いていると彼女は物事を客観的に捉えることができていない事、息子を溺愛していて父親が何とか息子の意に添うように動いてくれる事を望んでいるのだと分りました。

要するに夫婦が一致した考えを持っていないのです。表では夫の意見に同調しているが内心は息子と同じ意見なのです。私はG子さんにあなたはどうしたいのですか?」と尋ねました。G子さんは「夫が借り入れをして息子の希望を叶えてくれればと思っているのに、夫は頑として自分の道は自分で切り開きなさい。で突き放してだんまりです」と言いました。

私は「あなたのご主人の意見は正しいですよ。それにあなたの二重人格的な心はダメです。ご主人の意見は誰が聞いても納得ですよ。あなたは夫の意見に賛成するべきです。心からですよ。あなたの心に裏表がある事が息子さんにも伝わっているのです。

彼女は長男の息子を溺愛してきたようでした。夫は仕事人間で家には眠るためにしかいないので寂しさをまぎらわすために息子に懸命に逃げていたと話しました。長男の息子とすぐ下のお子さんとは七歳も年が離れていると言う事も長男を溺愛する要因になっていたようです。

母親の息子を溺愛するのは息子を怠惰にする事を多くの母親は知っていません。世の女性はマザコンを嫌いながら自分はしっかりとマザコンを育て上げている事に気がつかないのです。仕事人間の父親はと言うと子供が生まれたことで母親との関係は隷属関係になってしまい妻には女性としての期待を持たなくなるのです。

私はこの家族に関わっていかなくてはとの思いにかられ長男とも会う約束を取りました。G子さんには心を守る事を話して聖書にある「心を騒がせてはなりません」と言う箇所から神と人間との正しい関係は両親と子供との正しい関係でもある事を話しました。G子さんのご家族はこれから私との関わりを持つ事を了承して下さいました。

「何よりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。曲がった言葉をあなたの口から退け、ひねくれた言葉を唇から遠ざけよ。目をまっすぐに前に注げ、あなたに対しているものにまなざしを正しく向けよ」箴言4:23~25の御言葉です。正しい家族関係をこの御言葉からG子さんに語りました。



Posted by 金城米子 at 06:53│Comments(0)
 
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