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2011年10月14日

神ではなく良心に裁かれたのです

本土からの20代の女性で河野咲子(仮名)に出会ったのは彼女が通っている大学での学園祭でした。私は学園祭に出向くのが楽しみでしたので息子を連れて出かけました。咲子さんのほうから話しかけてきました。

咲子さん「息子さんは何歳になるのですか?」

私は息子が中途障害である事を話して意気投合したので連絡先を教えあいました。それからすぐに咲子さんからの連絡で私達は近くのマックで会いました。咲子さんは自力で学費を稼いでいると話し、その話の中で彼女は母子家庭で育った話をしました。父親は幼い頃に女性をつくって離婚したと話していました。

私は彼女を娘のように愛するようになり、彼女は私を「お母さん」と慕うようになりました。半年ほどして彼女が眠れないので病院へ連れて行ってくれるようにとの事で浦添の病院へ連れて行きました。彼女は鬱と言う病であると診断されました。

やがて入院を余儀なくされて3年間の入退院をしました。もちろん私が諸手続きをしました。いつのまにか私が彼女をカウンセリングするようになっていました。彼女が病院のカウンセリングを拒否したからでした。
カウンセリングでは自分の心がますます惨めになってしまうと言ったのです。

彼女の苦しみの原因が生い立ちの話からすぐに理解出来ました。彼女は再婚した父親と相手の女性が分かれたら再び平和な家族に戻れると考え付いたそうです。父親とはずっと訪問したりしていて宿泊させてもらうこともあったそうです。

父親の家に宿泊した時に咲子さんは、大変なことを思いついて実行したのでした。父親と再婚女性を別れさせたいと思った末に彼女がとった行動とは、放火でした。アパートの部屋に放火したのです。それを女性が放火したと証言したそうです。警察の取調べや消防の聞き取りが続き相手の女性は流産してしまいました。濡れ衣を着せられてしまったゆえの精神的なショックでした。

父親とは別れたもの父親はそれ以来彼女とも会うのを避けました。母親に懇願したそうです。「お父さんに会ってもう一度元のように一緒に暮らそうって言って頂戴」としかし母親の言葉は「覆水盆にかえらず」と言って「お父さんは、咲子のような恐ろしい女の子とは一緒に暮らせん。いつ、寝首をかかれるか知らんからなあ、と言っていたよ。お前は悪魔の申し子だと言っていた。お母さんもお前が恐いよ」でした。

それ以来、母親から離れて彼女は、同級生の母親に懇願して同級生の家から学校へ通うになり、中学生の頃から年を偽ってアルバイトをして今日に至るようでした。その事が事実かどうか母親へ連絡しました。母親は「咲子は死んだと思っていると言って沖縄へは金もかかるから迎になんか行けないし、一緒に住みたくも無い」とはねつけました。

その言葉はさすがに咲子さんには伝えませんでした。病院へは毎日二回から三回ほどお見舞いに行きました
聖書の事も良く理解できない私で何と言えばよいのか戸惑いがありました。聖書をプレゼントしましたら彼女は、すぐに読み始めました。

何処に私の救いがあるのかと必死でした。咲子さんと母親との和解を熱心に祈りました。そして、ついに母親から連絡が入りました。迎えに行きます」とです。近くで精神科の良い病院も見つけてお願いはして来たといって下さいました。お母さんは咲子さんの心境はよく知っていたが父親との距離を断ち切ってしまったのは咲子さんの行動だったと思いで生きて来たと話されていました。和解が与えられ母と娘は抱き合い泣いていました。

咲子さんは未成年ゆえに一人で生きるためにはどうしても人の良さそうなおじさんを見つけて騙さなければ生きられなかった事を打ち明けました。援助交際をしながら騙しの世界で生きて来たと話していました。「今は神様のさばきを受けている。もう、治らないかも知れないね」といいましたので

私は「咲子さん。神様が裁いているのではないですよ。私達の神様、イエス様は御怒りにあわせるために世に来たのではないと仰っていますからね。イエス様に出会って救われるためにですからね。あなたは自分の良心に裁かれ続けていたのね。苦しかったでしょう。可哀想にね。人の良心は内側から責め立てるだけですからね。誰もあなたを裁けませんからね。私達はみんな罪人ですからね。罪を赦された罪人なんですからね。九州へ帰ったら近くの教会をお母様と訪問して下さいね」と励ましました。

「主よ。あなたの憐れみと恵みを覚えていてください。それらはとこしえからあったのですから。私乃若い時の罪やそむきを覚えないでください。あなたの恵みによって、私を覚えて下さい。主よ。あなたの慈しみのゆえに」詩篇25:6~7



Posted by 金城米子 at 08:46│Comments(0)
 
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