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2013年06月06日

和解の神・イエス・キリスト

Y子さんが私を訪問して来たのは彼女の母親の葬儀の時に腹違いの兄が来たという事でその兄からの母親の遺産相続の権利が自分いもあるのではないかとの話が合ってどどのように関わっていいのか分らないという事でした。

Y子さんとその腹違いの兄と三人で会う事になりました。出来るだけ家族間のトラブルには介入しない主義なのですがY子さんの経っての依頼に押し切られた形でした。

腹違いの兄Kさんは見るからにやくざ風で彼のこれまでの歩みが彼の風体から伺い知ることが出来ました。内心やばいなあと思うのが正直な気持ちでした(苦笑)

兄のKは三歳の時に実母の再婚で母親から切り離されて祖母のもとで14歳まで育ちましたが祖母が他界したためにその後は一人で生活して来たとの事で彼は自分が悪の道に行かざるを得なかったのは腹を満たすためだったと語り始めました。

私は彼の心の渇きを察し、彼は寂しんだと思いました。

米子ワールド(笑)
「Kさんは人には語れないほどの苦労して来たのですね。さぞかしどんなに寂しくて不安だったでしょうね。お婆ちゃんが亡くなった時にどうしてお母さんを訪問して助けを求めなかったのでしょうかね?」

Kさん
「それは伯母さんたちに強く止められていたからさ。新しい人とせな家族が出来ているのだからそれを壊すようなまねはしてはいけない。お前が今,会いに行っても迷惑がられるだけだから、それにお金が目当てだと思われるから行くな!」

米子
「そうなんですか。それはとても心痛い思いをしたんですね。分りますよ。14歳と言えばまだまだ未熟な時期だからねえ・・・それは大変な思いを一人で抱えていたんですね。」

私は自分がクリスチャンである事を告げてKさんの思いを理解して共に泣いておられるKさんの本当の親がいる事を告げました。
天におられる創造主イエス・キリストの父神のことです。

私たちが神の被造物であることを解りやすく話をしてKさんの通過してきた道のりも実はKさんが経験したその事を通して同じ境遇で光の届かに場所にいる人々に光を与える役割がある事を話しました。

Kさんは自分は極道の中を歩いてから大罪人だし、神様に嫌われ者だと言いました。極道の世界からイエス・キリストに出会って牧師になった人の話を聞かせているうちにKさんが言ったのは意外でした。

Kさん「俺は金が欲しいんでもないだ。おれは立ち直りたいだけなんだ。この年になって今更何が出来るんだ、俺の老後はどうなるんだ。子供いない、家族を持ちたくても俺には腕に職がある訳でもない。不安なんだよね」

米子
「だから、心にもない事を言って義理の妹にお母さんの遺産相続の話を持ち出したのね?」

結果。遺産は預金は墓地購入費に充てたいことを説明して、Kさんには何かに用立てて欲しいと誠意を示して40万円を手渡しました。
Kさんは恐縮していましたがY子さんの「いつでも家に来て良いからね。これからはみんなで助け合って生きて行こうね。私たちも年老いているから一人じゃあ生きるのは寂しいしね」の言葉にKさんは涙を流して何度も頭を下げて「ありがとう。ありがとう」を言って席を立ちました。

Kさんに仕事が見つかるまではと生活保護の申請を勧めて今は静かに暮らしています。私はお節介をして神様を彼に伝えています。彼もきっと救いを求めて教会に来てくれるでしょう。アーメン

「キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし隔ての壁を打ち壊し、ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。~また、両者を一つの体として、十字架によって神と和解させるためなのです。敵意は十字架によって葬り去られました」エペソ2:14~16



Posted by 金城米子 at 12:14│Comments(0)
 
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